深夜残業

オーバーワークの体験談

私が5年前に退職したソフトウェア開発会社は、他の会社に劣らず、残業の多い会社で、定時に帰宅しようとすると、上司に変な目で見られるような社風でした。
仕事はプロジェクト単位で遂行されるのですが、仕事量が多くて残業が多いこと自体には不満をもってはいけないですが、残業代が未払いで終わってしまうことが多く、社員の不満が蓄積し、我慢の効かない若手社員から順に会社を去っていく傾向が会社の特徴とも言えました。

私自身も残業に関して、かなり辛い経験があります。私がまだ、プロジェクトの中でも若手社員だった頃、先輩社員に言われるままに仕事をこなし、ほぼ毎日、終電ぎりぎりまで仕事をしていました。1ヶ月の残業時間は、深夜や休日も含めると100時間を超えるのが当たり前の状態が数ヶ月も続きました。

体力的にも疲弊するのですが、翌月の給与明細を見ると、100時間の残業に対して、支払われた残業手当はおよそ3割程度です。
この件で、勤務時間を管理しているプロジェクトリーダーに抗議すると、「このプロジェクトでは実際の残業時間の3割が支給の上限」と言われました。もちろん、これが就業規則に書いてあるわけもなく、単に会社の悪しき風習でしかありません。私が初めてプロジェクトのリーダーになって、2人の部下と一緒に客先で仕事の一番忙しい時期を迎えていた頃の話です。

最後の1ヶ月、全員の平均残業時間が80時間で、プロジェクトは無事に完了に向かいました。
私が残業時間を会社に報告すると、部長から言われたことは、「もし、残業代を満額支給したら、プロジェクトは赤字になり、その場合はリーダーとしての資質が問われる」と言われました。赤字にしないためには、全員の残業時間を80時間から20時間にしないとならず、リーダーの私は残業ゼロとなります。
これは、もはやハラスメントであり、残業代未払いを正当化する会社都合のいい分です。

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